Xamarin Forms ローカルイメージファイルの表示

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はじめに

Xamarin.Formsでのイメージファイルの表示方法についてまとめます。

イメージの表示は、URLからダウンロードするものと、アプリ内部に保存したローカルなイメージファイルを使うものがあります。ここでは、ローカルなイメージファイルを使う方法について記載します。

Xamarin Formsプロジェクト

プロジェクトの作成ですが、プロジェクトの作成方法は、こちらに書いていますので、詳しくは、こちら参照とします。

Androidアプリの開発環境構築
Visual Studio 2019 Xamarinを使ってAndroidやiOSなどのアプリ開発を行うための開発環境を構築します。

ここでは、Xamarin Formsのプロジェクトを作成した状態から説明します。

イメージセットの追加

まず、iOS用にイメージセットを追加します。

ソリューションエクスプローラの「資産カタログ」の中の「Assets」をダブルクリックします。ダブルクリックするとAssets.xcassetsというタブが開きます。

このタブの画面の左上端の「+」ボタンを押して、「イメージセットの追加」を選択します。これによって、新しいイメージセットが作成されます。

イメージセットの変更が終わったら、イメージファイルを追加します。

新しく作成されたイメージセット右側「1×」の「…」ボタンを押して、追加するイメージファイルを選択します。

ファイル追加後、イメージセット左側で名前をファイル名に変更をします。この例では、「pic_card」となっています。

ここまでで、イメージセットの追加は終了になります。

イメージファイルの追加

次に、イメージファイルをリソースフォルダに追加します。

ソリューションエクスプローラの「Resources」の中の「drawable」に追加するイメージファイルをドロップします。

追加したいファイルをそのまま「drawable」の中に入れるのみです。

この操作で、「drawable」フォルダ内にイメージファイルが保存されます。

ここまでで、イメージファイルをリソース内に取り込むことができました。

IMAGEオブジェクトの追加

最後に、XMALファイルにIMAGEオブジェクトを追加します。

IMAGEオブジェクトは、<IMAGEから始まり、/>で終わります。

Sourceには、保存したイメージファイルのファイル名を書きます。ファイルの拡張子が「.png」の場合は、拡張子を省略可能ですが、ここでは、記述しています。

この例では、「pic_card.png」を追加しているので、Source=”pic_card.png”と記述しています。

HorizontalOptionsは、イメージの表示位置になります。ここでは、センタリング表示ということで、HorizontalOptions=”Center”としています。

ここでは定義していませんが、IMAGEオブジェクトのプロパティとして、Aspectがあります。このプロパティは、イメージの拡大や縮小の設定や取得を行います。

Aspect=”Fill”と設定すると、イメージのゆがみにかかわらず、ビュー全体にイメージをスケーリングします。

以上でXMALの修正は終わりです。実際に動作確認をしてみます。

プロジェクトの実行

Visual Studioの緑の▶ボタンを押してデバッグを開始します。

ローカルに登録した画像が画面中央に表示されます。

Androidアプリのデバッグであれば、イメージセットの追加を行わなくてもイメージの表示はできましたので、Androidのみで動作させるのであれば、リソースフォルダにイメージを追加するのみでよさそうです。

まとめ

ここでは、アプリ内のローカルなイメージファイルを表示させる方法についてみてきました。

URLからダウンロードする方法も、IMAGEオブジェクトのSourceプロパティの指定をファイル名からイメージファイルのあるURLに変更すればできます。

例えば、「Source=”https://www.xyz.com/ABC.jpg”」のように記述すれば、ネットワーク上のイメージファイルをダウンロードして表示することができます。

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