食品ロス問題
昨日、TBS系列のTV番組で「食が変われば地球が変わる」というドキュメンタリー番組の中で、食品ロスをなくす取り組みが放送されていました。
環境省の食品ロスポータルサイトによると平成29年度の日本の食品ロスは、約612万トン(事業者から約328万トン、家庭から約284万トン)と推計されています。
総務省の人口統計では、2020年1月1日現在の日本の総人口は、1億2602万人とあるので、一人当たりの食品ロスは48.6kg、結構な量になります。
食品ロスの半分程度は、家庭からというのも驚きです。
家庭での食品ロスは、食べ残しや賞味期限切れなどによる直接廃棄、厚く剥きすぎた食品の皮など食べられる部分の過剰切除に分けられます。
できれ出したくない。それでも、野菜やフルーツの皮を剥くとどうしてもロスは出てしまいます。
食品ロスには含まれないですが、卵の殻や魚の骨、野菜やフルーツの皮そのものなど「生ごみ」として廃棄するものもあります。
そのような「生ごみ」を「資源」に変えるのがダンボールコンポストです。
ダンボールコンポスト
ネットで検索すると幾つかのダンボールコンポストがヒットします。
その他に自治体でも生ごみリサイクルの取り組みとしてダンボールコンポストを販売しているところもあります。補助金が出るところもあったりしますので、お住いの自治体のホームページを確認してみるのもよいかと思います。
自分の作成しているダンボールコンポストの現状です。
寒くなってきて、少し分解スピードが遅くなってきています。
油ものを投入すれば活動的になるのでしょうが、あまり油ものを食べないのでゆっくりペースで分解されていきます。
写真のものは、2代目ダンボールコンポストになります。
初代は、地元自治体のものを購入して使用していました。
基材、ダンボール箱、ダンボールの底に敷くプラスチックボード、虫よけカバー、温度計がセットとなっていて2,600円。補助金もあり、お得に準備ができました。
基材には、牛ふんたい肥、もみ殻くん炭、竹チップ、土壌改良材を使っているとの説明がありました。
配合等々、かなり研究されているようで、分解力、消臭効果は、なかなかでした。
ダンボールがかなり劣化してきてしまったのと、借りている農園に肥料を蒔くタイミングが一致したところから、だいたい3か月ぐらいで初代は役目を終えたのでした。
続く2代目は、初代の虫よけカバーと底のプラスチックボードを使って、ダンボール箱と基材を新調。
ダンボール箱は、書籍用の分厚いものを、基材には、ピートモス、くん炭、わら、家庭菜園用の土、初代の中身少々を使いました。初代の中身以外は、すべてホームセンターで購入しました。
これで、今のところうまくいっています。
生ごみが出ないだけでゴミの量が減ったなという実感がかなりあります。
そして、キッチンの生ごみ臭がない。
ダンボールコンポストの中も順調に分解が進んでいれば、嫌な臭いはほぼないです。
ベランダで手軽にできるプチエコ活動。メリットしかない。
ちょっとしたことだけど、地球の循環にのれればいいなと思います。
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