プログラミングを考える

プログラム言語

プログラムとは

プログラムとは、コンピュータに対する指示文書のようなものです。

指示には、逐次指示、指示の繰り返し、条件判断による指示の選択の3つがあります。

この3つの指示を組み合わせながらプログラムを作り上げていきます。

プログラムでもう一つ重要な要素としてデータというものがあります。

データは、指示の内部やそれぞれの指示の間で情報を伝達させるために使う要素です。

この指示とデータを専用のプログラム言語で書いていきます。

これがプログラムです。

このプログラムを実行することでやりたいことを実現できるということになります。

例えば、室内を快適な温度に保つためのエアコン制御を考えてみます。

やりたいことは、「室内を快適な温度に保ちたい」ということです。

ここでは、20℃から25℃を快適温度としています。

「快適な温度に保ちたい」ということを「指示」と「データ」で表現してみたいと思います。

この例での「データ」は、「温度」になります。

温度というデータを取得して、そのデータが20℃以下、25℃以上、それ以外かという条件判断を行います。

この条件判断により、暖房にするか、冷房にするか、運転をやめるかの指示の選択を行います。

さらに、快適温度に保つため、この温度データ取得と条件判断による指示の選択を繰り返し行います。

これによって、目的である「室内を快適な温度に保ちたい」を実現することができます。

ここまでできれば、あとは、コンピュータに理解してもらえる言語で書くだけです。

プログラミングとは

プログラミングとは、プログラムを書くことです。

そう言ってしまうと、それで終わりなのですが、ここでは、もう少し、考えてプログラムを書くとどうなるかについて考えてみたいと思います。

考えてプログラムを書くとは、プログラムを役割に分けて、その役割ごとのやり取りを考えることであると思います。

先ほどの例を使って、役割に分割したプログラムを考えてみたいと思います。

やりたいことは、先ほどと同じ「室内を快適な温度に保ちたい」です。

ここで、温度報告係と運転切替係という担当者を置きます。

温度報告係は、温度データを取得して伝える役割を持ちます。

運転切替係は、温度データを受け取り、快適な温度になるように温度調整をする役割を持ちます。

このふたりの担当者が温度というデータで会話するイメージです。

やることは、変わらないのですが、担当者にやることを振り分けた形になります。

役割間の会話により「やりたいこと」を実現する。

これが、プログラミングではないかと考えています。

同じ目的でもプログラムによって単純にも複雑にもなります。そういう意味でも、しっかりと考えられたプログラミングは、とても重要であるといえます。

まとめ

・プログラムとは、コンピュータへの指示文書

・「選択」「繰り返し」による指示と「データ」の伝達で作り上げる

・プログラミングとは、「役割」と「会話」を考えること

・よく考えられたプログラムを作り上げることは重要

コメント

タイトルとURLをコピーしました